チェリーの赤と屋根の青と

2ヶ月ごとに開催する
【学んで味わうフランス】の
コースレッスン。
今回はパリを中心とした
イル ド フランス地方と
ロワール地方の食文化を
お話ししました。
毎年この回が巡ると、
さくらんぼ🍒の季節だなぁ!
と、感じます♡
作ったのは
タルト・モンモランシー🍒
イル ド フランス地方のお菓子です。
Montmorencyという場所が
パリの少し北にあるのですが、
かつてさくらんぼの栽培が
盛んに行われていました。
町の名を冠した
モンモランシー種は
真っ赤な可愛い実を付けるそうで、
花の時期は街中が白く染まり
実の時期は
一面真っ赤になったとか。
残念なことに
今では幻の存在となりました。
それでもさくらんぼ🍒は
この町の代名詞であり、
モンモランシーと付けば、
さくらんぼを使ったお菓子を
指すことが多いようです。

私はこのお菓子には
ビング種の
アメリカンチェリーを使いますが、
なぜか今年は
あまり出回っていない気が…
その代わり?に
国産でも似たような
タイプのものが出回っていました。
お皿の上2つがアメリカンチェリー
下2つはなんと山形産。
見た目殆ど変わりません!

さて今回は、
おまけのお菓子に
資料としてこんなものをお取り寄せ。
ロワール地方のアンジェのお菓子
 Quernon d’ardoise 
(ケルノン ダルドワーズ)

菓銘は
「スレート屋根の断面」を意味し、
四角い形は屋根瓦を
表現しています。
この地方の屋根用のスレートが
青みがかっているのを
色と形で表現したお菓子は、
中かカリカリのヌガティーヌで
私も大好きです!
お料理は野菜の甘みを
ソースに仕立てた
「鶏のロワール煮込み」
この地方の白ワインで煮込むと
テロワール感たっぷりとなります。

次回のこのコースは8月開催。
人気のプロヴァンスがテーマです。
今回から新しいお仲間も
お迎えしました。
新メンバー、随時募集しています♡



ボナペティ フランス! ~フランス地方と家庭のお味の世界へようこそ~

フランスの地方には素朴で豊かな魅力がいっぱい! 地方料理や地方菓子にも その土地ならではの味わいがあります。 キーワードは「ボナペティ!(BON APPETIT=いただきます!)」 一緒にフランスのおいしい旅に出かけてみませんか? 歴史や風土に思いを馳せながら頂く ママンのお味はきっと格別♪ レッスンやコラムを通じて そんなフランスを一緒に学んで、一緒に作って、一緒に味わいましょう♥

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