フラミッシュとは?


2日間にわたるレッスンが終了。
おかげさまで両日満席を頂き
感謝いたします。

北フランスがテーマの今回は
各回とも実際に訪れた経験がある方が
ご参加くださり、
その時のお話も交え、
旅行が困難な今
一層のリアル感を持って
お味の旅を体験して頂けたのなら
私も嬉しいです❣️

さて、
その北フランスの郷土料理
「フラミッシュ(flamiche)」…
レッスンでは
特産のポワロー葱を使った
タルトとご説明しましたが、
皆さんとのやりとりの中で
それだけを指すのではないのでは?と、
疑問が浮かびましたので
早速再調査してみました!
ちなみにポワロー葱のフラミッシュは
こんな感じ↓↓↓
まず手持ちの料理辞典で調べると
「主に北フランス、
さらにはブルゴーニュでも作られる
ケーキの一種。
塩味・砂糖味ともに存在。
よく知られているのがポワロー葱入り」
とあります。

なるほど!
確かにポワロー葱だけでは無さそうです。
そう言えばフラミュスという
カボチャなどを使ったケーキが
ブルゴーニュにありますが、
語幹が同じだし
flamme(炎)と関係ある?

さらにフラミッシュで
画像検索やレシピ比較をしてみました。
するとやはり、
アンディーブのフラミッシュとか
マロワールチーズのフラミッシュとか
存在することが確認できます。
ただその場合は
flamiche aux endives
flamiche aux maroilles
のように、具材を表記していることが多く、
「フラミッシュ」と単体で使う時は
大概がポワロー葱のタルトを指す傾向が
強いように感じました。
どうやらフラミッシュの代表選手が
ポワロー葱を使ったもの… 
ということらしいです。

確かに夏のアミアンの観光案内所で
「フラミッシュを食べたい」と
話したところ、
「今は季節外だから難しい」と
言われたんですよね。
(ポワロー葱は冬野菜)

お料理やお菓子の名前は
同じ言葉でも地方によって
全く異なるものを指したり、
方言が絡んだりと、とても複雑…
でもその多様性ゆえ、
このように知識を修正したり
未知のものに出会えるのは
楽しい体験でもあります❤️

ややこしい話となりましたが、
今回のレッスンでは
超シンプルながら、
背景のお話も楽しい
アミアンのマカロンを
ご紹介しました!
皆さん冷めるのを待ちきれず、
焼き立てのホワホワ食感をご試食😊
ご自宅でも作ってみてくださいね❣️


ボナペティ フランス! ~フランス地方と家庭のお味の世界へようこそ~

フランスの地方には素朴で豊かな魅力がいっぱい! 地方料理や地方菓子にも その土地ならではの味わいがあります。 キーワードは「ボナペティ!(BON APPETIT=いただきます!)」 一緒にフランスのおいしい旅に出かけてみませんか? 歴史や風土に思いを馳せながら頂く ママンのお味はきっと格別♪ レッスンやコラムを通じて そんなフランスを一緒に学んで、一緒に作って、一緒に味わいましょう♥

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