スープは「食べる」もの

今月の【ア・ターブルの会】は
ロワール川流域の
トゥール・アンジェ近郊の
郷土料理をご紹介しました。
この辺りは、
点在する豪華なシャトーで有名。
訪れた方も多いのでは?
川という水源、
温暖な気候に肥沃な大地…
王侯貴族が狩猟を楽しみ
美食に舌鼓を打つのも納得の
魅力あるエリアは、
たくさんの野菜も栽培されています。
(トゥール近郊にあるヴィランドリ城。
幾何科学模様が美しい庭園の一角では
野菜栽培も!)

そんな野菜をたっぷり使った
スープ・トゥーランジェル。
(Soupe tourangelle)
バゲットを添えて
提供されることも多く、
浸しながら食べると
軽いお食事にもなります。
ちなみにフランス語では
スープには「飲む」ではなく
「食べる」(manger)
という動詞を用います。
特別なフォン(出汁)を使わなくても
野菜の旨みと塩だけで
優しい味わいを生み出すのは、
家庭料理の王道でもありますね。
ちなみに今回は
こんなお野菜を使いました
全部で11種類!
野菜は何でも良いですし、
たくさんの種類でなくても。
揃える時のポイントや
旨みをじっくり引き出すコツを
抑えれば、
美味しいスープになります。
レッスンではこの他に
ポークリエット、
豚肉のプルーン煮込み、
クレメダンジュを楽しみました。
合わせたワインは
ソーミュールのシュナンブラン。
春が近づき
お野菜豊富な季節を迎える
ロワール地方に
想いは及びます。

ボナペティ フランス! ~フランス地方と家庭のお味の世界へようこそ~

フランスの地方には素朴で豊かな魅力がいっぱい! 地方料理や地方菓子にも その土地ならではの味わいがあります。 キーワードは「ボナペティ!(BON APPETIT=いただきます!)」 一緒にフランスのおいしい旅に出かけてみませんか? 歴史や風土に思いを馳せながら頂く ママンのお味はきっと格別♪ レッスンやコラムを通じて そんなフランスを一緒に学んで、一緒に作って、一緒に味わいましょう♥

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