ピレネーの黒豚
夏休み直前のこと…
珍しいフランス産の豚肉を
お料理する機会に恵まれました。
《Le Noir de Bigorre》
ビゴールの黒豚と呼ばれるこの豚は、
フランスのミディピレネー地方、
スペインにほど近い
Bagnères -de-Bigorre(バニェール=ド=ビゴール)や
温泉で有名なルルド周辺で
飼育生産されています。
遙か昔から存在していたものの
一度絶滅しかけたこの黒豚、
バスク豚をモデルに1980年代に復元され、
それ以降熱心な生産者たちが
厳しい飼育条件のもとで生産し、
見事な復興を遂げて、
2017年にAOPの認定を受けました。
フランスのHPを見ると、
山間で群れをなしながら、
草や栗を餌に飼育される様子が伺えます。
黒い毛並みに平らな耳の形が特徴とか。
今回は骨付きの背肉を
ダイナミックにロースト!
締まった肉質ながら非常にシルキーで
何といっても脂身が上品で甘かったです。
もし日本のレストランで出会ったら、
愛くるしい容貌と
ピレネーののどかな風景を思い出しながら
味わってみてくださいね。
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