ブルターニュ meets ジャポン
Poulet au curry
(チキンのカレー風味)
フランスのお惣菜です。
このお料理を知ったのは
玉村豊男氏の
「パリのカフェをつくった人々」という
本がきっかけでした。
カレーと言えばインド。
フランスではあまり使われることがない
カレー粉ですが
何故かブルターニュには、
カレー風味の料理が多いそう。
その理由は、
lorient(ロリアン)という街に、
東インド会社の拠点があり、
カレーなどのスパイスが
外から入ってきたことに
由来するようです。
ロリアンでは、
割と普通に薬局でカレー粉を
売っていたとも書かれています。
ちなみに街の名も
l'Orient(東洋)に由来するそうな。
そんな由縁のこのお料理を
レッスンでも紹介したいな…と
思っていたところ、
大森先生のレッスンでも
教えていただく機会に恵まれましたが、
使われていたのが
カレー風味の「塩麹」でした。
見た目フランス🇫🇷なのに、
日本の誇る麹の力で
鶏肉がふっくら柔らかく、
旨味もアップ!
目から鱗とはこのことで、
家でも早速作ってみました。
付け合わせは
ズッキーニとトマトのグリル。
白いご飯にも合いそうなおかずです❣️
カレー味…
日本人は大好きですよね❤️
遠い昔、
フランスでカレーが食べたくなり、
スーパーで「カレー」と発音しても
全く通じず、
ゼスチャーと拙いフランス語で
何とかわかってもらえて、
棚の隅に小さなカレー粉の缶を
見つけた時の嬉しさを思い出しました。
この時に覚えた
「rayon」
(スーパーの棚の意。
本来は太陽の光線という意味)
という単語は、
決して忘れることはありません。
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