フォンテーヌブローという名のお菓子
クレメダンジュのポストの中で
少し触れたこのお菓子…
両者見た目は似ていますね。
イルドフランス地方にある
お城で有名な
町の名を冠した
Fontainebleau
(フォンテーヌブロー)という
郷土菓子です。
.
焼き菓子やコンフィズリが
多い地方菓子の中では
フレッシュ系の
珍しいタイプかもしれません。
別名
bellifontain(ベリフォンテン)、
Crémet(クレメ)とも。
誕生したのは18世紀末頃と
言われています。
町のGrand通りにあった
牛乳収集場に、
農家から牛乳が運ばれる過程で、
振動によりクリームの層が出来、
そこからこのお菓子が
発明されたのでは…
と推測されていますが、
それとて確かな裏付けもなく、
発明者の名も謎のままです。
定説では
フォンテーヌブローの
Grand通り92番地に
今も店を構える
Barthélemy という
チーズ屋さんが起源とされており、
今でもこのお店の名物として
知られています。
Barthélemy 家のレシピは
企業秘密とか。
手元の資料には
ホイップクリームが起源とか、
いやいや、以前は
クレメダンジュのように
卵白で軽さを出していたなどとも
記載されていますが、
現在は乳製品のみで作られるのが
フォンテーヌブローと呼ばれているようです。
フロマージュブランを使うと、
より現地のお味に近づきそうですが、
なかなか手に入らないのが難点。
その部分のハードルを下げるレシピを
手に入れたので
早速デザートに仕立てました。
個人的にはそのままか
フレッシュフルーツと
頂くのが好みですが、
このように
ラム酒漬のドライフルーツを
トッピングすると、
また趣きが変わりますよ。
上のお写真は
3年前に現地で頂いた
フォンテーヌブローと、
元祖と言われるBarthélemy の
パリ支店。
エアリーながら
乳製品の優しい甘みや
コクが感じられて
美味しいこのお菓子
ご興味ある方はこちらから
レシピをご購入ください❤️
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