南仏のロールキャベツ
日本でも時々見かけるようになった「ちりめんキャベツ」
サヴォワ地方が原産と言われていますが、
フランスでは一般的にChou vert(青葉キャベツ)と呼ばれています。
ちなみに日本のキャベツに近いものは
Chou blanc(白キャベツ)でしょうか?
キャベツにお肉を詰めた家庭料理は
シュー・ファルシ(肉詰めキャベツ)と呼ばれることが多いようですが、
「ロールキャベツのことね!」と言ったら、
ノルマンディ出身のフランス人に「ノン!」と否定されました(笑)
どうもキャベツまるごと使うイメージのようです。
↑ の写真がいわゆる「シュー・ファルシ」
話が横道にそれましたが、南仏にもこの「シュー・ファルシ」が存在するのですが、
それが、見た目には日本のロールキャベツを連想させるものでした!
現地の言葉でLu Capoun(リュ・カプン)と呼ばれます。
材料はこんな感じ…⇩⇩⇩
プティ・サレ(塩漬け豚)、玉ねぎ、キャベツ(葉の外側を取りよけた残り)、
そして茹でたお米です。
お肉の比率が少ないのが軽い驚き。
お米はつなぎとして使うのですが、日本のような丸米(riz rond)です。
カマルグがお米の産地ですので、この地方らしいとも言えますね。
これらをキャベツで包み、キャセロールに入れて、
キャベツのゆで汁をひたひたに注いだら、じっくりオーブンで焼き上げます。
キャベツのお出しをしっかり利用。無駄がないのも良いですね!
何となくここにトマトソースを添えたいところですが、
ニースの方に伺うと、そのままいただくのが基本とか。
あっさりとして、キャベツの甘みが美味しく、
いくらでも食べられそうです。
我が家はここにオリーブオイルを少し垂らしていただきました。
ちなみに、キャベツをまるごと使うタイプのシュー・ファルシは、
ニースではfarçon(ファルソン)と呼ぶようですが、
これまたサヴォワ地方に行くと別のお料理を指したりするのがややこしい(笑)
フランスお料理・お菓子名あるあるです。
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