ブルゴーニュの食材を使って…

3月の【ア・ターブルの会】は

ワインで名高い

ブルゴーニュのお料理をご紹介しました。

前菜は

ウッフ・アン・ムーレットでスタート。

一般的に合わないとされる

卵と赤ワインソースですが、

ブルゴーニュのお料理の一つである

「牛肉の赤ワイン煮込み」の翌日に

卵を落として食べられたものが

ベースのお料理です。

とろっとしたポーチドエッグ、

レシピによっては赤ワインの中で作り、

卵も赤いワイン色…

というものもあるんですよ。


メインは「鶏のガストンジェラール風」

ディジョン市長の奥さんの失敗から

生まれたお料理です。

特産のマスタードに

パプリカの風味が加わります。


デザートにはノネットを作りました。

パンデピスがベースの焼き菓子ですが、

中にコンフィチュールを入れるのが特徴。

パンデピスの歴史をたどると

遠く中国に遡りますが、

フランドルのマルグリット王女が

ブルゴーニュに嫁いだことで伝わりました。

ディジョンの

「ミュロ・エ・プティ・ジャン」

のものが有名です。

スパイスが効いたパンチのある味は

赤ワインによく合うと今回の生徒さん笑


今回セレクトのワインは

ブルゴーニュのピノノワールです。

ピノとしてはしっかりとしたボディで

好評の1本となりました。


今回のメニューは

郷土料理のリメイクに

失敗から生まれた誕生ストーリー、

婚姻によるお菓子の伝播…と

地方料理・菓子の醍醐味を感じられる

構成となり、

個人的なお気に入りです♡


ボナペティ フランス! ~フランス地方と家庭のお味の世界へようこそ~

フランスの地方には素朴で豊かな魅力がいっぱい! 地方料理や地方菓子にも その土地ならではの味わいがあります。 キーワードは「ボナペティ!(BON APPETIT=いただきます!)」 一緒にフランスのおいしい旅に出かけてみませんか? 歴史や風土に思いを馳せながら頂く ママンのお味はきっと格別♪ レッスンやコラムを通じて そんなフランスを一緒に学んで、一緒に作って、一緒に味わいましょう♥

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