フランスの栗
秋から冬へと季節が移ったのを感じる
ここ数日です。
そのような時期にふさわしい話題として
今日は栗のお話を。
日本で「栗」と言えば秋の味覚の代表選手。
渋皮煮を作られる方も多いですね。
かたやフランスでは、
栗から連想する季節は冬のような気がします。
特にクリスマスシーズン。
コロナ禍直前にフランスを訪れたのは
まさにこの時期でしたが
コンフィズリの店頭には
マロングラッセが並び、
それらを買い求める人々で
賑わっていました。
老舗のA la mère de familleさんの店先にも
マロングラッセが。
ところでフランスで栗の産地と言えば、
アルデッシュ(Ardèche)が有名でしょう
ローヌアルプ地方の南端、
プロヴァンスの北に接する
アルデッシュの栗は
2014年にAOPに認定されています
年間生産量4200トン(2010年)
マロンクリームで有名な
アルデッシュの企業です。
そしてフランスにはもう一つ
栗で有名な場所があります。
答えは「コルシカ島」
生産量こそアルデッシュには及びませんが、
栗粉を使ったお菓子やパンも多く
「栗粉」が
2010年にAOPの認定を受けています。
その栗を使った
「コルシカ風チキンライス」を
先日作ってみました。
鶏手羽先の旨味をお米が受け止め
栗がほくほくして美味しい!
クリスマスにもおすすめです。
ちなみに栗はフランス語で
chataigne(シャテーニュ)。
マロンはマロニエの木の実だとか。
あるいはマロンはシャテーニュの1種で
一つのイガに大きな実が一つだけのものを
指すとも言われます。
そうそう…
数年前にマロングラッセに
挑戦したんですよ。
栗の形を崩さないように
一粒ずつガーゼで包み、
少しずつ糖度を上げながら
時間をかけて仕上げます。
購入するとお高いマロングラッセですが、
この手間を考えると
「なるほど~」なお値段ですよね。
この時以来、
マロングラッセは心して頂くように(笑)
そして手作りはやめて買うことにしよう!と
誓ったのでした(^_^;)
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