オーヴェルニュのプンティ(Pounti)
晩ご飯にPounti(プンティ)を
焼きました。
オーヴェルニュ地方の
主にカンタル県を中心とするエリアの
郷土料理です。
カンタルはこの辺り
(地図はWikipediaからお借りしました)
⬇️⬇️⬇️
クレープのような生地に
ハム、玉ねぎ、フダンソウ
パセリなどの具材を混ぜ込み
焼き上げるフランの一種ですが、
間にプルーンを入れるのが
特徴です。
(上の写真にも隠れています😅)
ポトフの残り肉を
使うこともあるとか…
レシピによっては
イーストやベイキングパウダーを加え、
ふんわりと仕上げることもあるようです。
このお料理、
私が知っていたものと
現地のレシピ本に載っているのでは
かなり見た目が違います。
実は最初に見た時
あまりそそられる風貌では
ありませんでした😅
たまたま個人的にやり取りのある
在オーヴェルニュの方に
お話を伺ったところ、
一般にはこのようなパウンド型で
焼くことが多く、
緑色をどのように表現するかで
ムードが違ってくるようです。
よく使われるフダンソウ
(上写真の大きな葉野菜)は
日本ではあまり手に入らないので、
今回はほうれん草を使いましたが
もっと細かくすり潰すと、
現地の風貌に近くなりそうですね。
(ほうれん草は現地でも使われます)
この地方に古くから伝わるお料理で、
身近にある材料で安価に出来、
栄養価も高く、
粉が入って腹持ちも良いひと皿は
豊かとは言い難いこの地方の人々に
愛されてきたに違いありません。
前菜としての位置付けになり、
プンティにレンズ豆のサラダ、
パテやソーセージを添えると
オーヴェルニュ感いっぱいの
盛り合わせを表現できます。
型に入れる代わりに
豚の腸に詰めて
ソーセージ様にして
野菜のブイヨン で煮込むものもあり、
そちらはpountari(プンタリ)と
呼ばれるそうです。
もう少し自分なりに工夫を加え、
レッスンでもご紹介したいと
思います❤️
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