ロワイヤン

夏休みをいただき、
前回の投稿から少し間が空きました😅
引き続きのコロナ禍に加え
豪雨の被害に心痛みます。

さて本日の話題はお魚です。

皆さん、
Royan(ロワイヤン)ってご存知ですか?
地図矢印の、
ポワトゥ=シャラント地方の
海辺の町です。 
…と同時に、
この地方でロワイヤンと言えば、
良質なイワシの呼び名でもあるのです。
古くからこの地域では
5月から7月にかけて沿岸一帯で水揚げされ、
土地を代表するお魚として
人々に親しまれています。

《sans-sel(塩なし)》か
《demi-sel(甘塩)》いずれかの状態で
店頭に並びますが、
塩をしたものはアミューズの一品として
この地方ではポピュラーなものの一つ。
塩で締める作業は各家庭でも行われ、
そちらの方がフレッシュでおいしいと
されているようです。
有塩バターを塗ったバゲットに
このフィレを乗せて、
白ワインと共に楽しむのが定番。
季節的にはブドウ収穫期(=秋口)の
イワシが脂も乗り、
口当たりが滑らかで絶品されるようです。

バターと言えば、
有名なエシレバターを始め、
この地方の特産でもありますね!
AOPの認定も受けています。
パンとバターとイワシの一品も
やはりロワイヤンと呼ばれます。
シンプルな組み合わせながら
テロワール感をしみじみと味わえます。
 
個人的にRoyanは、
学生時代にひと月余りを過ごした
思い出の地でもあります。
当時はこのような一品がある事も
全く知らず…😥
でも海辺の町らしく、
マルシェでムール貝を買い込んでは、
下宿のマダムに教えてもらって
お料理した思い出があります。

コロナ禍が収まったら、
当時のメンバーで再訪の予定❤️
その時にはフレッシュなロワイヤンを、
きりっと冷えた白ワインと共に
いただきたいと思います!

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