トレーズ・デセールに関するおぼえがき

少し時間はさかのぼりますが、

南仏プロヴァンスのクリスマスの伝統菓子にトレーズ・デセール(13のデザートの意味)があります。

2020年12月19日ポストのInstagramでも解説していますが、

その後実際に現地でこのデザートを準備する様子を中継で見る機会がありましたので、

忘れないうちにポイントを箇条書きに残しますね。

●17世紀ごろからの伝統と言われている

●24日(クリスマスイブ)にはお肉なしの質素な夕飯(タラ・セロリなどがメイン)を取り、

 その後ミサに参列し、帰宅してこのデザートを食べる。

●テーブルのデコレーションはすべて単位が「3」。例えば…テーブルクロスは三重(24日25日31日と一枚ずつ使っていく・3本のろうそく・3種の種の芽(12月4日の聖バルバラの日にレンズ豆の種などを撒き、発芽させたもの…など。

●ニースでの標準的なトレーズデセールの内容はポンプアリュイル・白と黒のヌガー・胡桃・無花果・デーツ・チョコレートカリソン・マルメロのゼリー・みかん・揚げ菓子(ガンス)

●上記にある「ガンス(ganses)」とはオレンジの花の水で香りを付けた揚げ菓子(ベニエの一種)で、南仏の言葉でリボンとか編むなどの意味がある、リボン上にカットした生地を軽く結んで油で揚げる。よく知られるオレイエットとは「違う」とは、ご紹介くださったママンの弁。

●テーブルセッティングは 人数プラス1人分を用意する

…などです。

聞きかじりなのでもう少し調べてみたいと思いますが、なかなか興味深い風習であり、

この先も守ってほしい伝統ですね。


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