失われた西洋黄かぶを求めて…
西洋黄かぶをご存じでしょうか?
(英:yellow turnip/仏:navet boule d’or)
この季節になるとご近所の八百屋に並ぶので
見つけるとつい手が伸びます。
白に比べて味が濃く煮崩れしにくいのが特徴
苦味も殆どありません。
中もほんのりと黄色味を帯びており
人参とは異なる暖色が
お料理にほっこりとした暖かさを演出してくれます。
野菜スープに加えることが多いですが
生食も出来るので薄くスライスしてサラダにしたり
甘酢に漬けて箸休めに…など使い道いろいろ
さて、フランス語の先生が授業中にこの黄かぶを
Légume oublié (忘れられた品種)として紹介していたのでびっくり!
「近所にの八百屋に売っているよ」と言ったら先生もびっくり(笑)
フランシュ・コンテ地方やオーヴェルニュ地方の
ポテ(ポトフの豚肉版)に入れている動画を見せてくださいました
そこでふと思い出したのがこちらの絵葉書
↓↓↓
料理講座で別の先生がご紹介くださったのですが
タイトルがLes légumes retrouvés (見直されている野菜)で、
この黄かぶもリストアップされています
(右下にチラリと見えますね)
他にも黒大根や渦巻きのビーツ、菊芋なども。
日本でもちらほらと見かける野菜…それもちょっとおしゃれ?な野菜たちが
このように紹介されているのが興味深いです。
野菜も色々と品種改良が重ねられているけるど、
原種に近い(?)昔ながらの品種や
実は栄養価が高い昔の野菜などに再びスポットが当たるのはいいことだと思います。
そのうち日本では忘れ去られた野菜たちも
欧米で「クール」な野菜として紹介されたりするのかも?
おいしい黄かぶ、お近くで見つけたら是非お試し下さいね!
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